適当に妄想小説やキャラ絵を 垂れ流したり躊躇したりする そんなブログでございます。


by くるひよ
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カテゴリ:ルート・リード( 1 )

ある少年が悪夢でうなされていた。
ひとしきりベットの上で悶えた後に突然身を乗り出し起きる。

「はぁはぁはぁ」

少年は悪夢で疲弊した体を息で整えている。
落ち着いたところで、目にかかる前髪を手でたくし上げた。
幼さが残るその容姿に困惑の表情が浮かぶ。
何故、とはやる気持ちを抑えてただ一言呟く。

「何で俺は悪夢なんて見てるんだ。」

全くの謎で、頭から離れない悪夢である。
内容は詳しくは分からない。
夢だから当然なのだけれども、違和感を感じた。
不意に、少年の視線に時計が入る。

「午前3時か、よし。」

時間を確認した後に、ベットから出て、少年はいつもの日課を行うことにした。
日課とは、武術である。
もちろん誰かを倒すためにやるわけでもなく、平安とした世には必要ない
かもしれないし、少年は何に突き動かされるわけでもない。
昔、ある人が見せた武術がかっこいいと言う理由で
サッカーがかっこいいといった話とそう変わらない。
そして、武術が少年にとっての生活であった。
生活をするために少年はいつも鍛錬する場所に向かった。
そこはファークロスと言われる地形で
地球を一周ぐるっと回って掘られている大きな溝である。
溝の幅中心沿いは川が通り、両側は揺るやかなカーブで形成されている。
少年が向かう緩やかな坂は草っぱらで運動する分には最適と言える。
ちょうど、土手沿いに似た光景と考えればよいだろう。

「すうー。」

少年はひとしきりの鍛錬を行った後に腕時計を見る。
その針は7時を指して、学校への準備をする必要のある時間帯だった。
少年は肩を2度3度回した後に、草の原で歩いて帰宅しているときに
川の淵で大きなものが横たわっていることに気がついた。
少年は大きなものを見つつ

「犬?」

と発言した。
犬と呼ばれた巨大なソレは銀色の毛波と3mほどの巨躯を持ち合わせていた。
しかし、力強い姿とは裏腹に巨体な犬は随分と弱っているように見える。
少年はその衰弱した状態に気づいて、背負って家に持ち帰ることにしたようだ。
当然、そんな巨大な犬は存在し得ないので
少年のお持ち帰りする姿を通行人が見て、腰を抜かしていた。

帰宅した後____

少年は学校に着くと、席に座る。
鞄から教科書を取り出し机の中へしまおうとした。
その時、教室の入り口から勢いよくドアを開ける音がした。

「ひぃー、何とか間に合ったよ。」

と息を乱しながら顔に汗の玉を浮かばる少女がいた。
その少女にクラスの男子の四分の三が視線を寄せた。
理由としては、少女が可愛いからと同着的にシチュエーションがみそである。
息を切らすほど走ってきた少女は汗でうっすらと体のラインが分かる。
それだけではなく、走り乱れた短い赤毛が汗と合わさって淫靡さをかもし出し
青色の目は疲労によってうっとりしているようにも見える。
息を整えるために、小さな口を開け締めているさまは
もはや健全な男子としては色々と大変なことになってしまう。
実際に、クラスの男子の一部に股間をもじもじとさせる人間がいたのも事実だった。

「ふぅ、ちひゃーちゃんおはよう。」
その少女はゆっくりと歩きながら息をついて
席に座っていたツインテール少女に話しかけた。
「お、ほのかか。きょうはもう少しで遅刻やったな。」
「えへへ、まあね。あ、雛森君おはよー。」
「ああ、春日野さんおはよう。」
そう返答をしながら、少女に視線を合わさず少年こと雛森は教科書を机にしまう。
「なんや、クールやなー比野は。」
千早と呼ばれるツインテールは雛森にからかいを含めた口調で話しかける。
「このエロさを見て、何も反応せえへんとは。」
と言いながら千早はほのかと言う赤毛短髪の少女を雛森にぐっと差し出す。
「雛森君が困るでしょ。それにエ、エロくないよ。」
「はあ、自分のことをわかってないなー。そやろ、ひのー。」
「ん、そうじゃないか。」
平静な雛森は鞄から取り出した本を読みながら答えた。
ただ、それは平静を装っているだけだった。
現実、人に気づかれない程度に体がそわそわしていて目は泳いでいる。

「あ、雛森君。それ見てくれてるんだ。」
とほのかは雛森が持つ本を指を指しながら、思春期の少年に迫った。
少年の体が僅かにピクリと反応した。表情もまた強張っていた。
少年の心の中では
ちょっとまって、これは・・・ごくり
などと考えていた。
「ああ、見せてもらっているよ。」
「後で感想よろしくね。」
ほのかはにこりと笑う。
「ああ。」
少年はそっけなかった。
それはクラス中から刺さる男子の羨望と憎悪の視線が原因に他ならない。
それぐらい彼女には人気があった。
少年と話を交わした後に、
ほのかは昨日のテレビの内容や今日の授業等と言った事を話し始めた。
これが彼ら彼女らのいつもの事でハプニングも暴力も無い
実に平穏穏やかな日々を送っていた。

学校を終えて帰宅した後に、少年はいつものトレーニングを行うことにした。
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by piyoppi1991 | 2012-03-15 20:03 | ルート・リード